メモリーの容量と単位

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メモリーとは記録する媒体のことです、だからノートもメモリーです。しかし、現在メモリーというと大抵がパソコンなどの電子機器に使用されているものを指します。具体的にはハードディスク、CD ROM、DVD−ROM、フロッピーディスク、それに半導体メモリー(これの種類も豊富で、USBメモリー、スティックメモリーなどもこれに入ります)など多数有り、種類によって外観は全く異なります。ここでは主にパソコンで使われるメモリーの容量と表示について説明します。
尚、パソコンのメモリーと言うと通常は増設出来る場合が多い半導体メモリーを指します。

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 デジタルメモリーの単位にはビット(bit)、バイト(byte)、キロバイト(kB)、メガバイト(MB)、キガバイト(GB)、テラバイト(TB)等が用いられます。これらはデジタル情報の量を表す単位です。だからメモリーに数字に続けてこの記号が表示されていたら、それだけのデジタル情報を書き込むことが出来る、或いは書き込まれているメモリーであることを示します。

ハードディスクとその構造
●ビット(bit)
 デジタル信号の最小単位がビットであり、これはカケラというような意味で、1ビットといえばデジタル情報1個という事です。だから1ビットのメモリーがもし有るとすると、これには1又は0を1個だけ記録出来ます。

●バイト(byte)
 8個のビットを1単位として扱うのがバイトです。だから1バイトは8ビットです。
英文字一個は1バイトで表されます。また日本文字でも1バイトで表すカタカナがありますが、最近はあまり使われません。殆どの日本文字は1文字を2バイトで表します。何故そうなのかというと1バイトでは256種類までしか表す事が出来ないので、英文字の表示には十分ですが文字数が多い日本文字には足りないからです。

●キロバイト(kB)
 1バイトの1,000倍が1キロバイト(1kB)です。これは1gの1,000倍が1kgであるのと同様です。

半導体メモリーの外観例
●メガバイト(MB)
 1キロバイトの1,000倍が1メガバイト(1MB)です。3.5インチのフロッピーディスクは一般に1.44MBのデータを書き込めます(容量1.44MBと言う)。ワープロで作成されたA4の文章1ページが30KBとすると48ページ分が1枚のフロッピーに書き込める計算になります。
また音楽用のCDは一般に650MBです(CD ROMも同じです・・・最近は700MBや750MBが多くなりました)。これが出た当時はすざまじい容量だと感じましたが、今では何でもないものになりました。650MBに先程の30KBの文を入れると21,666ページが入ることになります。出現当時、1年分の新聞を収めることが出来ると驚かれました。
尚、最初期のパソコン用OS(現在の Windows や Mac OS )は1枚のフロッピーに収まるサイズでした。

●キガバイト(GB)
 1MBの1,000倍が1キガバイト(1GB)です。だから30Gと書いてあるHD(ハードディスク)は3.5インチフロッピーディスク約20,000枚分の容量です。

●テラバイト(TB)
 1GBの1,000倍は1テラバイト(1TB)です。この単位容量のハードディスクも最近は増えました。40MBのノートPC用ハードディスクの価格が10万円近くもした頃を知っている私にとって、やりきれなささえ感じさせる容量です。

フロッピーディスクの構造

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