東京オリンピックを3D映像と3D音響で

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先日、下記提案メールをオリンピック委員会宛に送りました(このページは当初、説明図だけでしたがメール文を追加しました)
大きな提案に見えますが実施は容易でオリンピックを引き立てます。また原理的な技術でありフォーマットの問題が無く、別技術の出現で価値がなくなる心配もありません。「最初に行われたのは東京オリンピック」という記録のためにも採用が望まれます。

【下記メール内容の補足】

これは3DVRに最適なイヤホンタイプヘッドホンで収音現場と同等の音場を再現出来る技術です。
概念としては収録現場の音をそのまま収録して、聞く時に耳に最適な信号にして聞きます。
本来人の耳には最適な形にする機能が備わっているのですが、ヘッドホンを用いるとこの機能が働きません。補聴器の音が酷い上に、実用範囲が数mなのはこのためです。しかし、このシステムならヘッドホンで健康な耳と同様の聞こえが得られます。

この技術のベースはバイノーラルステレオです。バイノーラルはヘッドホン再生に適していて、マニアの間では高性能が認められています。しかし、据え置きスピーカーによる再生に難があり普及しませんでした。
また、高性能とはいえ実際の音にはまだまだでした。原因は、映像の欠落、音レベルの遠近差が不適切、周波数特性の間違い、等です。しかし本システムでは音レベルと周波数特性が最適化される上に、3DVRによる良質な映像と相まって完璧です。

互換性は十分で、従来2CHステレオソースでも既存方式より良い再生が出来ます。更に、映像も2D(一般のテレビ映像)のままで大きな効果があります。つまり、放送設備は現状のままでスタート出来ますから、3D受信機(スマホ VR)の普及を確認後、放送システムを最適化することが出来ます。

オリンピックには感動が必要です、花火だけではもはや・・・、「3D映像+このシステム」なら立体映像とパノラマ音によって会場にいるのと同様の感動が得られます、・・・花火も本物と変わらぬ迫力です。耳は収録マイクロホンの位置にあるのと同じですから、テレビ視聴者は歓声の渦の中にいるのを体感出来ます。

3Dテレビはロンドンやリオでは不発でしたが、3D VR、特にスマホによる低価格品の出現で、東京オリンピックでは大きな期待が出来ます。オリンピックの開会式をネットで3Dリアルタイム放送をすれば、3Dの認知は一気に広がるに違いありません。

スマホ用VRアダプターは500円から入手できるので、オリンピック開会式のためだけにでも購入出来ます。安価なスマホで大型システムに勝る映像と音を入手出来るのです。高級オーディオがヘッドホンステレオに打ちのめされたことを思うと、テレビはスマホに打ちのめされると思わない訳にはいきません。しかもスマホは既に社会の主役です。テレビ局は3D動画+3D音響によるネット放送を今すぐ始めるべきでしょう、放送権を除けば簡単です。

3DVRの市場は、年67%(世界全体では113%)のスピードで拡大しているという。これからの映像娯楽の主役はスマホによる3D映像で、従来テレビは情報を気軽に入手するための機器という位置づけになる可能性大です。だとしたら、大型テレビ開発は見当違いかもしれません。

尚、この音は高齢者にもよく聞こえます(補聴器開発の中で生まれた技術です)。

********以下、メールの内容**********

日本オリンピック委員会 御中

恐れ入りますが次の方々に転送下さるようお願いします。大げさと思われるかもしれませんが、重要なことだと思っています。

竹田恆和 会長、 川淵 三郎 評議員
【東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会】御手洗 冨士夫 名誉会長、 森 喜朗 会長、 武藤 敏郎 事務総長
【文化・教育委員会】青柳 正規 委員長
【顧問会議】安倍 晋三 最高顧問、 大島 理森 最高顧問、 麻生 太郎 特別顧問
【経済・テクノロジー委員会】大田 弘子 委員長
【メディア委員会】日枝 久 委員長
【テクノロジー諮問委員会】國領 二郎 委員


【「3D映像+3D音場」放送&記録の提案】
これはオリンピックの報道と記録を「3D映像+3D音場」で行う提案です。悩ましいかもしれませんが、不採用という選択肢は無いのではと思っています。

■3D映像による報道と記録は東京オリンピックに必須に違いありません。
ゲーム用等、 3D OHV の普及で立体映像産業のインフラが整いつつありますが、オリンピックはこれを一気に拡大する絶好の機会でしょう。
成功すれば、日本の3次元映像技術と産業は世界を先導出来ます。世界の景気に良い効果を与えるでしょう。

■映像に3D音場を加えることで報道と記録の価値は大きく高まります。リアリティーがまるで違うからです。
また、3D音場のためだけなら、視聴者は小さな出費で済みます。放送のシステム構成にもよりますが、多分イヤホンの追加だけで可能です。映像は3Dでなくても3D音場の効果は絶大です。

■専用イヤホン等の機器を販売すれば、売り上げを運営費の一部に加えることが出来ます。
3D音場再生は特別の耳栓型ステレオヘッドホン(3D HDVRに最適です)を用います。最初は他では入手できませんから、委員会による独占販売が可能です。ついでにペアで3D HDVRを造って販売したらどうでしょう。委員会推奨なら売れるに違いありません(コピー品が出ないためには、あまり早くない方が良いかもしれません。)。
尚、音場再生能力は劣りますが、従来イヤホンでもかなりの効果が得られます。つまり視聴者はどうしても専用イヤホンが必要と言う訳ではありません。

■事前に「3D映像+3D音場」の試験放送を開始すれば、オリンピックへの期待が高まります。アマチュアバンドや劇団なら、無料で、或いは金払ってでも出演してくれると思います(試験放送ですから、有名である必要はありません。オリンピック開催中は、マイナー競技のチャンネルとして、オリンピック後は新人発掘番組として続けられるかもしれません)。
また、試験放送用に3D音場用イヤホンを販売すれば盛り上がりをウオッチ出来ますし、販売自体が盛り上がりを助けるかもしれません。

【3D音場技術とは】

■その場の音全てを丸ごと収録&再生出来る、全く新しい技術です、しかも容易に実施出来ます。
従来の方式では収録時と同じ音場の再生は不可能でしたが、それが出来るのです。だからこれと3D動画を組み合わせれば、視覚・聴覚とも収録場所にいるのと変わらぬ状況をつくり出せます。例えば地球の裏側にいる人も、スタジアムの歓声渦の中にいるような気持ちになれるでしょう。東京オリンピックはこの放送のみでも価値があるでしょう。尚、聴取は新特性のステレオイヤホンで行います。

■3D音場再生のリアルさは、初めて体験する人を驚かせます。これまでなかったものですから。
この再生音を聞くと従来ステレオは嘘だとあからさまに分かります。従来のステレオは2D、モノラル音は1Dでしょう。
この音をイヤホン開発者(当然ですが音のプロです)にお聴かせしたところ「人生で初めての感動を得ました」との言葉を戴きました。
オリンピックに間に合います、技術は完成しているのですから。

■音の再生技術はとっくに完成済み、と思うのは間違いです。従来ステレオの音は実際と全く違います。しかし、3D音場技術を使えば同等の聞こえが得られるのです。3D映像は誰でも知っているし、時期的に東京オリンピックのために生まれた技術であるかのようです。しかし、3D音場技術は知られてないので、世界が驚きます。

■日本生まれのハイレゾ規格が生きます。この方式の利点を十分に活用するには、機器に大きなダイナミックレンジが必要だからです。

■3D音場再生技術は当社が開発しました(特許:日本登録済み 海外 USA,SIN.Taiwan, EU で審査中)。
初期のものができたのは十年以上前ですが、完成したのは最近です。
活字では理解出来ないかもしれません。
ご依頼があれば機材(粗製ですが内容は十分にお分かり頂けます)を持って伺いますから御連絡下さい。

■下記URLの音をパソコンに良質のステレオイヤホンを接続してお聞き下さい。かなり古い回路による録音なので現在のものより劣りますが、雰囲気は理解して頂けると思います。
http://large.rgr.jp/H-aid/WHTG/tokyou-ondo.mp3
http://large.rgr.jp/H-aid/WHTG/tokyou-ondo.mp3
http://large.rgr.jp/H-aid/WHTG/tokyou-ondo.mp3


■夢が大きい「3D音場」の再生
クラシック音楽再生に最高でしょう、ホールの響きまで余すところなく聞こえます。
報道は現地の状況を生々しく伝えます、緊迫した戦場の音さえも。
自然の音を自然のままに伝えます。ジャングルの中の鳥の鳴き声や獣の遠吠え、空気感さえもそこにいるように聞こえる様を想像下さい。


【「3D映像+3D音場」放送の実施は容易です】

■ 次の図は実施システム案の原理的構成図です、簡単であることがお分かり頂けると思います。
理想では「案−1」が良いのですが、視聴者の負担が大きいので実際には「案−2」になるのではと思います。

■音響技術者と共にご検討下さい。
世界で初めての音場記録をするかどうかですから真剣に検討してくれると思います。また、地デジ放送が無理なら、BS放送等も考えられます。

参考のために http://large.rgr.jp/H-aid/N-technology/ もご覧下さい、同じ技術です。


方式案−1

方式案−2


現在のデモ機です。貧弱な構成ですが、視聴すると驚きます。

方式案−2