高度難聴用聴覚支援機グッドイヤーのQ&A

 

  1. 外部入力端子にマイクを接続して本体はバック、マイクを胸に着けて使いたいのですが、どのようなマイクが対応しますか。
  1. エレクトレットコンデンサーマイクが使えます(市販の小型マイクロホンは殆どエレクトレットコンデンサーマイクです・・・出来れば感度の高いものを選択下さい)。しかし、プラグは2.5φですのでご注意下さい。また、ケータイのハンズフリー通話用マイクロホンは音質の優れないものも多いのでご注意下さい。
  1. 試聴は出来ませんか、また返品はできますか?
  1. 大変申し訳有りませんが「お試し」ということは行っていません。しかし、1週間以内なら自由に返品が出来ますので(御代金は全額お返し致します、返送料はご負担下さい)これをご利用頂けますようお願いします。
  1. キャビの印刷文字は何故日本語ではないのですか。
  1. いつになるかは分かりませんが次期モデルでは日本語表示に致しますのでこの機種につきましてはご理解下さるよう御願いします。
  1. オーディオボーンという骨伝導ヘッドホンを持っていますが、グッドイヤーで使えますか。
  1. オーディオボーンは当社でも扱っていますが、グッドイヤーとの組み合わせは動作保証できません(接続すれば音は出ます)。
  1. 補聴器の音には慣れが必要だと聞きましたがグッドイヤーもそうですか。
  1. グッドイヤーの場合 始めて使うその日からよく聞こえ、音に疲れることはあまりありません。しかし、イヤホンには馴れないと耳穴が痛くなることがあります。馴れるまでは2〜3時間が連続使用の限度かもしれません。馴れれば一日中連続使用しても苦にならなくなります。
  1. 補聴器をテレビにケーブルで接続すると、周囲の人の声が聞こえないのですがグッドイヤーなら良い方法が有りますか。
  1. テレビにケーブルで接続するとグッドイヤーも周囲の音は聞こえません。しかしグッドイヤーは余程ひどい難聴でなければケーブルで接続しなくてもよく聞こえますし、雑音も気になりません。
  1. 田舎の母にプレゼントしたのですが、「ドアがバタンと閉まる音や新聞紙のクシャクシャ音が大きくて煩い」と言っています。説明ではこの特性は非常に良いと説明されていますがどうなのでしょうか。
  1. 音量調整が適切でない可能性があります。PW/VR ツマミはドアの閉まる音などの大きな音が喧しくないように、しかし出来るだけ大きく聞こえるように調整してみてください。そしてその後、聞きやすい音量になるように PRI VR ツマミの調整を行ってみてください。またこの状態で十分な音量と音質が得られるなら PW/VR ツマミを少し反時計方向に回して音量を絞り、その分 PRI VR ツマミで音量を上げると、より疲れない音になります。しかし、 PRI VR ツマミを時計方向に回しすぎると音質が悪くなることがあります。
  1. 父は87歳で、耳元の大声ならなんとか少しは聞こえるのですが、グッドイヤーと骨伝導ヘッドホンの組み合わせはどうでしょうか。補聴器も持っているのですが補聴器の音は嫌がります。また補聴器をしてもあまり聞こえない様です。
  1. 骨伝導は無理と思います(骨伝導は中度難聴より軽度なら優れた効果を期待出来ますが、高度難聴には大抵の場合適しません)。しかし、グッドイヤーを付属のイヤホンで使うなら聞こえると思います。また、グッドイヤーの音は通常の補聴器に比べいやな雑音が大変少ないので、多分喜んで頂けます。
  1. 老人性難聴になり高価なデジタル補聴器でも最近はほとんど聞こえなくなりました。骨伝導のものも使えませんが、グッドイヤーなら聞こえるでしょうか。
  1. 難聴の状態は様々ですので絶対にとはなかなか言えません。しかし、近くの大きな声が少しでも聞こえる方なら多分大丈夫と思います。
  1. グッドイヤーは携帯用のケース又はストラップのようなものは有るのでしょうか。もし無いなら、どのようにして身につけるのでしょうか。
  1. 大変申し訳ありませんが、専用のケースやストラップはありません。サイズが大きいし、持ち歩きについてはあまり考慮されていません。しかし、ワイシャツポケットに入れての使用は可能です。
    尚、お客様からの情報ですが、ナショナルのラムダッシュというひげ剃り機のポーチ(電気屋さんで入手可能、400円前後)が丁度良いそうです。ただ、マイクロホンの部分は穴を空けて使っているそうです。
  1. 私の親は耳栓型イヤホンはダメなのですが耳掛けの付いたような市販品は使えますか。
  1. ヘッドホンステレオ用のものはたいてい使用可能です(10オーム以上、出来れば32オームのものをお求め下さい)。尚、イヤホンやヘッドホンはモデルにより音質が大変異なりますのでご注意下さい。
  1. 左右別々に音量を設定できますか?
  1. 残念ですができません。次期モデルでは検討致しますのでご容赦ください。
  1. 耳元で大声で話しても良く聞こえない重度難聴にはグッドイヤーとみみ太郎ではどちらがいいのでしょうか?なお、骨伝導補聴器きくちゃんも買いましたが、良く聞き取れないようです。94歳です。
  1. みみ太郎は使えるかもしれませんが、使えても厳しいと思います。また、骨伝導補聴器も重度難聴には向かない場合が多いと思います。従って可能性としてはグッドイヤーだけだと思います。
  1. 他社の製品と較べるとかなり値段が安いようですが、性能的にはどうなのでしょうか?20万、30万のものと遜色がないれべるなのか、上回っているのか、いかがでしょう?
  1. 価格が安いかどうかはお答えし難いご質問ですが、重度難聴の場合の聞こえに関しては強い自信をもっています。大抵の場合、20万、30万のものよりよく聞こえると思います。しかし、サイズ等扱い難さがあるかもしれません。
  1. 両方とも90dB位のメニエルによる難聴ですが、グッドイヤーで聞こえますか。
  1. 補充現象が出ているときは無理だと思います。そうでない時は補聴器無しでも聞こえるのかもしれませんが、この時なら役立つと思います。
  1. 低音は10dB、高音は全く聞こえないという感音難聴ですが聞こえますか。
  1. 全く聞こえない高音はグッドイヤーでもどうにもなりません。つまり高音を聞こうとして音量を上げても高音は聞こえず、低音が喧しくなると思います。
  1. ステレオ みみ太郎が良いのかグッドイヤーがよいのか迷っている状態です。
  1. どちらが良いかは難聴の程度によって異なります。音質的にはステレオ みみ太郎が良いのですが、これが使えるのは最大80dB前後までです。しかし、これは上限でありグッドイヤーとステレオみみ太郎の切り分け点は65dB位かもしれません。
  1. よりよく聞こえる為には別途ヘッドホン又は骨伝導ヘッドホンを購入した方が良いですか。
  1. 耳栓型イヤホンが最もよく聞こえます。しかし、耳穴に挿入するイヤホンは苦手という場合は、市販のヘッドホンや開放的な骨伝導ヘッドホンをお試し下さい。
    耳栓型イヤホンよりも骨伝導ヘッドホンの方がよく聞こえると認識されているかたは多いようです。しかし、骨伝導ヘッドホンは伝音性難聴(音を聴覚神経まで伝える器官の障害による難聴)の場合に有効であり感音性難聴(聴覚神経の障害による難聴)ではあまり効果がありません。そして高度難聴や重度難聴はたいてい感音性難聴なので、耳栓型イヤホンの方がよく聞こえるのが普通です。
  1. 「グッドイヤーとEZ-80Pの組み合わせ」と「きくちゃん」はどちらがよく聞こえますが。
  1. 耳の特性によって異なります。しかし、グッドイヤーとEZ-80Pの方がよく聞こえる人の方が多いようです。
  1. 片耳(モノラル)イヤホンは使えますか。
  1. モノラルイヤホンは使えません(音が出ません)。どうしてもという場合はステレオタイプの片側をカットしてお使い下さい。
  1. サイズをもっと小さくして下さい。
  1. 将来的には回路の改良で可能となるかもしれません。しかし、現在の回路ではあまり小さくすることが出来ないのです。大変申し訳ありません。
  1. うちの子は補聴器をつけているのですが、あまり聞こえていないようなのです、グッドイヤーなら聞こえますか。
  1. 100dB強までの難聴なら聞こえる筈です。しかし、ご本人が音量調整を出来るようになってからのご使用をお薦めします。
  1. 100dBの32才ですが、グッドイヤーを使えば言葉を話せるようになりますか。
  1. 成人の方が言葉を習得出来るかどうかは不明です。多分成人になってから外国語を習うのと同類の困難があるのではないかと想像します。元気があればトライしてみては頂けないでしょうか。
  1. 感音性難聴で高い音が聞こえないので正しい発音が出来ません。グッドイヤーを使えば高い音も聞こえますか。
  1. 高い音がどの位聞こえるかによります。少しくらいは聞こえるという場合はちゃんと聞こえる可能性が高いと言えます。1週間以内なら返品可能ですから是非お試し下さい。
  1. 電話で使えますか。
  1. 受話器のスピーカー部をグッドイヤーのマイク部にあてがってご使用下さい。電話機のマイクと口の距離は50cm以内ならたいてい大丈夫です。ご高齢の方には音量の設定など助けてあげて下さい。
  1. 受話器をマイク部分に載せたら、電話の送話口(マイク)は下向きですよね。どうやって話をするのですか?オフィスでは、使いづらくないですか?
  1. 受話器をマイク部に載せると送話マイクは下向きになりますが、通常これは通話のためにあまり障害とはなりません。また、送話マイクと送話者の口は近い方が良いのですが、50cm以内ならたいていは通話可能です。しかし、オフィスの場合環境が煩かったりすると違った結果となるかもしれません。
  1. 重度難聴用なのにフィッティング調整は必要ないのですか。
  1. 本機は使用者ご自身が聞き易い音になるようにツマミを調整する(極めて容易です)ことで理想的なフィッティングが行われますから、補聴器店での調整は全く必要ありません。PRIボリュームの調整がフィッティングの様な働きをします。
  1. 耳の特性に合わせて周波数特性は変えられるのでしょうか。
  1. 耳の特性に合わせて周波数特性を変えることをフィッティングと呼びますが、本機の場合原理的にこのような調整は不要なので変える機能はもっていません。


お手紙又はメールの紹介
原文のまま、

 拝啓、秋冷の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。

 私は、先月、父のために貴社の「グッドイヤー」を購入した者です。

 85歳の父の耳が遠くなり、普通の会話が殆ど聞こえなくなってしまいました。私は耳が遠いというのは、単に聞こえないというだけで、他の身体機能や生活には全く影響がないと誤解しておりましたが、実際には耳が遠くなることで行動や性格 まで変わってしまうことが分かりました。
まず、周囲の人の会話が聞こえないため、孤立感を深めてしまう。相手の話が聞こえないため、自分の話だけを一方的に話すようになる。会話をあきらめ、自分の世界に閉じこもってしまう。人とコミ二ヶーションできないもどかしさから機嫌が悪くなる。さらに、耳が遠いということを他人に悟られたくないため、人との付き合いも疎遠になる、等々です。
また、通常の補聴器は感度を上げると雑音も多く拾ってしまったり、ハウリングが頻繁に生じたりするようで、「装着していると神経衰弱になりそうになった」ということです。このため、折角高いお金を出して買ったにもかかわらず、殆ど装着することがありませんでした。

 正直なところ「グッドイヤー」も「だめで元々」という気持ちで購入しました。
ところが、よく聞こえる上に雑音も少なく、今はなぜこの商品をもっと早く知ることが出来なかったのかと悔やむばかりです。
調整つまみが大きく、時と場合に合わせて聞こえ具合をいつも簡単に調整できることも父にはうれしいようです。
耳が聞こえるようになって何より父の表情が明るくなりました。人と普通に会話や付き合いができるようになり、テレビも付属のコードを使って見る(聞く)ことができるようになりました。これまで足が遠のいていた会合や買い物にも積極的に出かけるようになりました。「社会性」を取り戻したと言っても良いと思います。本当に良いこと尽くめです。
父に「グッドイヤー」を贈って1ヶ月ほどですが、「今日はこのような場所で使ってこんなによく聞こえた」という報告の手紙が三度も送られてきました。快適に聞こえることがよほど嬉しいに違いありません。

 製品について望むらくは、男性の胸ポケットに楽に入れられるように本体をあと一回り小さくしていただければと思います。
ただ、性能や使い易さを犠牲にして小型化するようなことはしないでください。本当に耳が遠い人にとっては「よく聞こえること」が何より大切です。
また、操作の簡便性も絶対になくさないで下さい。ただ、本体を紐で首から吊して使えるように、紐を通す穴が開いているとより便利だと思います(現在は本体の後ろ側に粘着テープでフックを貼り付け、そこに紐を通して使っています)。

 一言お礼を申し上げたくて筆をとりました。本当に良い商品を作っていただき有り難うございました。「グッドイヤー」によって耳が聞こえるようになり、普通の生活と明るさを取り戻すお年寄りが一人でも増えることを祈っております。そして貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

                                        敬具


 おはようございます。

 4月16日に愛知県に入院中の母親に早速 グッドイヤーを持参し試行してみました。
ひょっとしたら、だめかも、返却することになるかもと不安をいだきながらでしたが、試行した途端に母親の雰囲気が変わり、私達も普通の声の大きさで会話ができました。
母親もよく聞こえる様子で、認知症が少し進んでいますが、意思の疎通が可能になり、私達の不安が消え去りました。

 なんと素晴らしいことでしょう。この15年来 色々と補聴器を試しましたが、常に母との会話は大きな声でがなりたてるように会話をしていました。それが一瞬のうちになくなり通常の会話の声の大きさでできました。本当に感謝の一言です。

 確かに本体は少し大きいかなと感じますが、イヤホンによる耳への負担も通常の補聴器に比べ、少なく、本人も判らないながらも不自由な手で本体を大事そうに抱え込むようにして、離しません。
これからの介護を考えるとどんなに楽になったか、計りしれません。
本当に感謝の一言です。ありがとうございました。
今後とも色々とアドバイスを頂くことがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

 最後になりますが、本当に「幸せのコミュニケーション」の実現です。
今後ともご活躍の程、心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました。

                                        感謝


高度難聴用聴覚支援機グッドイヤーのQ&A